高知市から室戸岬そして徳島

この時期いい天候がなかなか続かない。やっと3日は晴れ、4日目もうまくいけば持ちそうなタイミングがきたので4月16日木曜日に、高知市室戸岬〜徳島〜高松、最後はフェリーで三宮、このルートに出発した。
宿は出発2日前に電話とインターネットで予約完了。しかし、室戸と阿南の宿はどうもギリギリ予約できた感じだった。

持ち物は前回の3日間ツーリングの時の反省で、間に洗濯するので着て行くものの他に、それぞれ2組とした。
結果1組は余分だったので次回の参考にしたい。
また、今回モンベル輪行袋を用意したのは正解だった。自転車のボトルケースに、輪行袋に付属するストラップを使い固定する事で脱着の心配もなくなった。

1日目
自宅から相生駅まで走ることにした。電車賃を少なくすることと、乗り換えを少なくすることができるからだ。
相生駅までの67kmを走り、緑の窓口で予定していた、岡山駅まで在来線の各駅とその後高知駅までの特許券を買おうとすると、親切な女性係員が新幹線を利用した方がお安いです。と言うではないか。110円ではあつたが安くなり、新幹線で一っ飛びしたのだ。新幹線での輪行も経験できてしまった。

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高知駅到着は予定より1時間早い5時前だ。これは新幹線のおかげではなく、相生駅に早く着いたからに他ならない。
自転車を組み立て、宿に行くには早ので高知城まで行き、話題のひろめ広場を見学。商店街脇の建物中にある、言わば居酒屋のフードコートである。

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ついでにかの有名な橋も通り道なので寄ってしまった。

今日の宿は駅から少し離れたビジネスホテルだ。ネットで朝食付きで3900円税込。安かった、ただ部屋の指定不可。しかし普通のシングルだったので良かった。
今日の昼飯はコンビニのおにぎりセットとお茶、さらに岡山駅ホームで駅ソバ。
晩ご飯はまたまたコンビニで明太スパとパン1個、缶ビールと家から持って行ったワンカップ1個と煎餅だった。

ホテルの朝食はバイキングでかなり良かった。満足満足!

走行距離 76,2km


2日目
室戸岬先の民宿だ。朝早目に出発したのといい天気だったので、予定になかった桂浜へ向かった。なんと大きな橋が最後に現れ、予定になかった坂を登ることになる。あ〜しんど。

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それからは、黒潮ラインと国道56号を進む。いい天気だ。向い風もそれほど強くなかった。 景色のいい休憩所で地元のおじいさんと世間話に花が咲く。農業をされていたらしく、国道沿いのハウスで何を作っているのかとベダルを漕ぎながら考えていたのだが、答えがもらえた。ナスとピーマンらしい。
その休憩所には歩きのお遍路さんが数人休んでいた。一人または二人の方々のようだ。しばらくの間につぎつぎと到着と出発が繰り返していた。走行中にも歩いてお遍路さんをけっこう見かけていた。こんなにも多いのかと思う。

安芸市に入る。ここは武家屋敷跡や野良時計など、歴史を感じるところなので、時間もある事なので、ゆっくりすることにした。
そうそう、安芸と言えばあの球団が。。

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ここで休憩した駐車場で、ポン菓子屋のおじさんとしばらく話し込んだ。
お決まりのお米はもちろん、干し餅を使ったカラフルなアラレ、これは材料費が高いらしい。さらに、マカロニを爆破させていた。これは初めて見た。聞くとおじさんもこれは珍しいと言っていたので、一口味見をさせていたたいた。
その後、おじさんからキツイ一言、人生まだまだ長いけどこれから何して過ごすの?
ここらで休憩終わりにして昼飯に向かう。
安芸市内でラーメン屋に入ったが、どうもチェーン店らしく塩ラーメンを頼んだが、しつこいばかりで美味しくなかった、失敗であった。
ツーリングは進む。室戸岬が見えてきた。風が……しんどい。

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いよいよ室戸岬到着だ。子供達が幼い頃お正月に初日の出を見ようとハイエースで徹夜で走り室戸岬に来たことを思い出す。次の写真は、岬から沖を写したのだが、沖をヨットが進んでいる。何処へ行くのだろう。

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さあ、今日の宿である民宿「ロッジ尾崎」さんに到着した。こじんまりした感じいい宿だ。宿帳に記帳し部屋に入ると、道路に面し窓が2面にあり日の出が海から上がるのを見れそうである。
自転車の方がもう一人いるらしい。

夕食時に分かったが宿泊しているのは、建築の仕事のかた一人を除き、5名のお遍路さんだ。夫婦1組、この方々とは話しできなかった。後は男性で内一人は自転車お遍路である。残りの四名の方々は歩きである。色々と伺うことができた。どうも八十八ヶ所を一気に歩く、またはベダルを漕ぐらしい。歩く場合で40日以上かかるらしく、準備もしっかりされている。う〜と、唸ってしまう。八十八ヶ所のお寺の多くは真言宗だが、どうも宗派はあまり気にしないらしく、廻ることに意義があるらしい。どちらにしても素晴らしく、私には真似できないことである。

夕食はアワビの子供の刺身、これが美味、サワラの刺身やブリのたまこの煮付など大変美味しくいただいた。

走行距離 120,4km


3日目
日の出が見れた。

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今日は90kmぐらいで今回のツーリングで一番短い日。いい天気なので早く出発してしまった。途中休憩入れながら行こう。

道の駅を見つけては休憩だ。

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昼飯は道の駅のすぐ隣のセルフうどん屋でかけうどんと天ぷらだが、うどん県ではないので今一かな。
ここは日和佐道の駅で、今回のツーリングで唯一のお土産を買った。日和佐薫製工房と言うところの、天然ブリのスモークというのだ。帰ってから酒の肴に楽しみだ。

今日のコースは2カ所の峠があり、今回のツーリングではここだけと言ってもいいぐらい、坂の少ないコースである。2カ所の峠はそれほどでもなく、大汗は出なかった。
ちなみに一番のあせは三宮から自宅までのいつもの坂だった。
宿に早く着きすぎたようで、玄関のベルを鳴らしても、電話しても反応がない。ちかのコンビニでコーヒーを飲んだりしたが、なかなか帰って来ない。玄関前で本を読む始末である。

一泊二食で6千円で安いのだが、発電所作業員相手の宿らしく、飲み物や歯ブラシなど持ち込みご基本らしく何も無しの宿だった。ただおばあちゃん一人でやってるらしく仕方ないところもあるし、料理も一般的だが味もボリュームも満点だ。
夕食まで時間があったので、地元で慕われている神社である、津峯神社へ行ったのはいいのだがまるで登山。サイクルシューズなので大変。頂上の神社からの眺めはよかった。

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眺めは阿南の火力発電所だ。ここの作業員がこの辺りの宿を満員にしているらしい。
翌日は天気が悪いらしい、心配だ。

走行距離 90km


4日目

今日は帰らなくてはならない。高松から14時20分発のジャンボフェリーに乗るのだ。距離は100km超え。
朝7時過ぎに出発だ、もちろん朝食はしっかり食べた。
雨は朝食の間も降っていたようで、出発後降ることは無かったが、地面からの跳ね上がりがすごい。
結局上半身は濡れなかったものの、下半身はカッパを履くのが遅くなったおかげで、下着まで濡れてしまった。ザックカバーはもちろんかけた。
休憩は何時より少ない短くで、一生懸命走った。おかげで12時に高松に到着できた。
昼飯をどうするか迷った。やっぱりうどん?いやいや、今日は自分への褒美だ。モスバーガーにした。少し淋しいね。
ここを出発する時に鍵わ壊してしまう。興奮していたのかな。情けない。

後はフェリーに乗って帰るだけだ。
三宮からも結局雨はなく、今回のツーリングでは天からの雨がなかったのはラッキーだった。

走行距離 125,4km


合計走行距離 412km


さあ、次はどこに行こうか。